タカハシ酒造 天遊琳

三重県四日市
タカハシ酒造 天遊琳

〒510-8021 三重県四日市市松寺2-15-7 電話0593-65-0205 株式会社タカハシ酒造

蔵紹介

三重県四日市市のタカハシ酒造。日本全国には小さな蔵と言われる蔵はたくさんありますが、タカハシ酒造はその小さな蔵の一つで、ほぼ蔵元一人で造りをこなし、小さくて小回りのきく少量の生産の酒蔵です。

その酒造りの技術は蔵元高橋さんの知識と経験からくる創意工夫の詰まった蔵からできるすばらしい酒となっています。蔵内は非公開のため内容を書くことはできませんが、蔵内すべてに目からうろこの改造、工夫がほどこされています。でもその改造や改良はお金をかけたものでなく、その改造の工程にも知恵がつめこまれています。

そんな蔵からできる純米酒はどんなお酒か? 当店のお酒を初めて飲まれる方にはよくお勧めするお酒となります。酸が低めで、酸に慣れていない方に飲みやすく、優しくてややさっぱりした味わいです。やはりお燗がおすすめですが、ひや(常温)でと言う方にもお勧めしやすいお酒になっています。

そんな優しいお酒なら合わせる食事の幅が狭くなってしまうのではないかと思われるかもしれませんが、驚きの力のある酒になっています。ぬる燗では白身魚の刺身や煮つけは当たり前。熱燗では四日市の名物ぐるめトンテキ、超熱燗ではマーボ豆腐やカレー味のスパイシー料理にもしっかりと酒がマリアージュします。

さらに、酸が低い酒は長期熟成(5年から10年)すると味がだれて熟成に向いていない傾向がありますが、タカハシ酒造のお酒は化けます。きれいで優雅な熟成香、すんだ琥珀色の酒色、滑りの良い舌ざわりと高級紹興酒のニュアンスを持った濃厚な古酒の味わいになります。残念ながらそんな魅力たっぷりな古酒も本当にたまにしか発売されず、発売されてもすぐに完売してしまいます。もし見つけたら迷わず買いです。また、通常商品も入荷がタイトなので品切れの説はご容赦ください。

あと、人気の「伊勢の白酒(しろき)」も忘れてはいけません。伊勢神宮の新嘗祭に奉納される古式二段仕込みと同じ造りの辛口活性にごり酒です。滑らかな澱の味わいが特徴のお酒で、我が家では正月のお屠蘇として飲んでいます。

三重県酒造組合ホームページ
タカハシ酒造